毘沙門堂の紅葉(京都市山科区)

毘沙門堂の紅葉

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毘沙門堂
 毘沙門堂は大宝3年(703)に行基により開創された護法山出雲寺と号する天台宗延暦寺派の寺で、天台宗五箇室門跡として格調高い歴史を誇る古刹です。

 伝教大師(最澄)の自刻と伝えられている毘沙門天が本尊としてお祀りされているので毘沙門堂と呼ばれて親しまれています。

毘沙門堂の紅葉
 初冬の毘沙門堂の勅使門に向かって伸びる参道の石畳は散り紅葉が赤く敷き詰められます。仁王門への急な石段は毘沙門天王と書かれた赤い幟と赤い紅葉に迎えられて登ります。

 毘沙門堂の秋は境内全体が赤く染まり、山科地区を代表する紅葉の名所の一つといわれます。

 弁天堂を包む楓の紅葉も美しく、宸殿裏の晩翠苑庭園のドウダンツツジも真赤に色付きます。仁王門から西に続く斜面の紅葉は豪快の一語につきます。

 桃山風の彫刻が施された本堂や、宸殿に描かれている狩野益信(かのうますのぶ、狩野探幽の子)の筆による障壁画がよく知られています。本堂、唐門、仁王門は日光東照宮と同種の建築手法で建てられているそうです。

京の七福神めぐり
 京の七福神は恵比寿神(えびす神社)、大黒天(松ヶ崎妙円寺)、弁財天(大原三千院)、毘沙門天(山科毘沙門堂)、布袋尊(東山長楽寺)、福禄寿(清荒神護浄院)、寿老神(革堂行願寺)を巡ります。

 毘沙門堂の道路を挟んで西側にの毘沙門堂塔頭寺院の山科聖天双林院も紅葉が綺麗です。

毘沙門堂の所在地
 京都市山科区安朱稲荷山町18
毘沙門堂の宗派 天台宗
毘沙門堂の拝観時間
 午前8時30分より午後5時
 (冬12月~2月は夕4時半まで)
毘沙門堂の拝観 境内自由
毘沙門堂の殿舎・宸殿・庭の拝観料 500円
毘沙門堂への電車
●JR琵琶湖線「山科」下車、北へ徒歩約15分
●地下鉄「山科」下車、北へ徒歩約15分
●京阪電車「京阪山科」下車、北へ徒歩約15分
毘沙門堂駐車場 拝観者の自家用普通車10台が無料で駐車できます。