天龍寺の紅葉(京都市右京区嵯峨野)

天龍寺の紅葉(てんりゅうじ)

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天龍寺
 平成6年(1994年)に世界文化遺産に指定された天龍寺は、正式の名前が霊亀山天龍資聖禅寺の臨済宗天龍寺派の大本山で、釈迦如来を本尊とする禅寺です。

 京都五山の一位を誇りましたが、その後の八度もの戦乱や火災で堂宇はことごとく焼失し、幾度もの再建を繰り返していましたが、今に見られる建物のほとんどは明治時代に再建されたものです。


夢窓国師
 夢窓疎石(むそうそせき)、建治元年(1275)伊勢国(現在の三重県)に生まれ観応2年(1351))没す。臨済宗の禅僧で鎌倉時代末、南北朝時代、室町時代初期に活躍しました。

 室町幕府を開いた足利尊氏(1305~1358)が後醍醐天皇の菩提を弔うために暦応2年(1339)に京都嵯峨野に天龍寺を建立した時、夢窓疎石が開山に迎えられました。「夢窓国師」の号は後醍醐天皇から賜ったものです。

天龍寺の紅葉
 開山当初の遺構で京都五山の主流を確立した夢窓疎石の作庭と伝えられる方丈庭園は、曹源池を中心にした池泉回遊式庭園で、嵐山の桜や紅葉に彩る木々の山肌を借景としています。

 桜、新緑、紅葉、雪と四季それぞれに美しい庭が観賞できますが、秋はことのほか美しく、紅く染まった山々を借景に赤と黄と緑が水面に映る光景は格別です。方丈の縁側から眺めるのがお勧めです。日本初の史跡・特別名勝に指定されています。

春には天龍寺の桜がきれいです。

天龍寺の所在地
 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
天龍寺の宗派 臨済宗天龍寺派
天龍寺の拝観料
 庭園拝観は高校生以上:500円、小・中学生:300円、
 諸堂拝観は300円追加、法堂は別途500円
天龍寺への公共交通機関
●嵐電「嵐山」下車、すぐ
●JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車、徒歩約10分
●市バス「嵐山天龍寺前」下車、すぐ、
●京都バス「京福嵐山駅前」下車、すぐ
駐車場
 天龍寺参拝者専用有料駐車場 1日1000円で普通車120台が駐車可能